神、仏へのご挨拶

神示教会の教えの中心は、神の道、仏の道、人の道を守ることであり(詳細はこちら)、当教会では、神、仏、どちらにもご挨拶をします。神総本部には、神を祭る光明殿と、故人・先祖の魂を祭る安明殿があり、この施設に準ずるものとして、ご自宅にも神棚(御神居)と仏壇(安寿居)をしつらえることをお勧めしています。

 

神に願う一番大切なものは「心の救い」

御神居には、大山命の御魂が封じ込められた御神体をお祭りし、朝夕、そして事有るごとに願いを訴えます。家内安全、商売繁盛、心願成就など、日本には古くから神に願う文化がありますが、大山命に願うのは、心の救いです。穏やかな心でいられるよう、いつも神に願うことが、とても大切です。

穏やかな心こそ、人生全ての仕合せにつながる

進学、就職、結婚…、人生における全ての選択は、私たちの心の動いた方向で決まり、この方向によって、幸、不幸が、自然と分かれていきます。心がどう動くかは、それほど重要なことです。しかし、心が穏やかであれば、人生のどの局面においても、神が導いてくださる最善の方向へ進むことができます。

 

また、心は自分のものですが、怒り一つ、自分では抑えることができず、悲しみ一つ、自分で消すこともできません。自由にならないものだからこそ、時に取り返しのつかない事態を引き起こしてしまうこともあります。しかし、神に心が揺れないよう守っていただいたり、苦しい状態から救っていただいたりすることで安定し、穏やかさを取り戻せます。

 

穏やかな心というのは、ささいなことに思えますが、実は、仕合せな人生を歩む上でどうしても欠かせないものなのです。さらに、心の状態は、健康、ひいては寿命にまでも影響します。

私たちが大山命に願う穏やかな心が運んでくるのは、人生全てを包む仕合せなのです。

 

故人、先祖には願い求めず、安心感を届けて

安寿居に祭るものは、信子(戒名)という、故人のお名前が刻まれた信枠(位牌)です。お祭りはしますが、故人、先祖は、願い求める対象ではありません。これは、とても大切なことです。肉体がなくなり、魂だけになった故人が願うのは、残された家族の仕合せだけです。つらい思いは神に訴え、故人・先祖には、神に心守られて暮らす姿を届けましょう。故人、先祖の魂は安らぎ、まことの先祖供養がかないます。安心感を届けることが、神示教会の教えでいう仏の道を守ることなのです。