感謝と感動が渦巻いた「供の会家族の会」

4月27日、神総本部と偉光会館を中継で結んで、供の会家族の会が行われました。訪れる人も、迎える仲間も、誰もが笑顔の供の会。「わあ、元気だった?」「また会えたね。うれしい!」温かく挨拶を交わし、供の会のテーマソング「仲間のうた」を歌って、会が始まりました。

 

家族の支えに、障害を乗り越える強い力が

毎年恒例のこの会も、ことしで8年目。本人も、家族も、今日までどれほどの思いを乗り越えてきたか知れません。代表者が、日頃感じている感謝の思いを発表しました。
「自分も妻も足が悪く、支え合って暮らしています。妻は太陽のような心の人。いつも心を救われています」「いつ死んでもいいと思っていたのに、家族のおかげで、人生が何倍も楽しくなった」「目が見えず、包丁を持つことを怖がっていた妻が作ってくれるみそ汁は絶品」「娘は体に重度の障害があるが、この子がいたからこそ、頑張ってこられました。会話が難しい分、聞き上手。母親である私が泣いていると、ティッシュをひらひらさせて渡してくれる。手を伸ばして肩をぽんぽんしてくれる。優しい娘に感謝でいっぱいです」出席者は時に目頭を押さえながら、それぞれの発表に耳を傾け、惜しみない拍手を送りました。 最後に、全員で「家族がいるから」を歌いました。「支えてくれて、ありがとう」「生まれてくれて、ありがとう」という歌詞のとおり、会場いっぱいに感謝の真心があふれ出しました。

 

「家族は宝」と再確認。きょうを新たな出発に

夫を介護しているという女性は、「発表にあった障害者のお嬢さんの優しさに感動。自分が母親にきつく当たってきたことを、心から反省しました」と、涙を浮かべました。また、視覚障害の女性は、「急に障害を抱え、供の会がなかったら、到底受け入れることはできませんでした。神魂に、そしてこの会をつくってくださった供丸姫先生に、会を支えてくれる皆さんに、引っ張り上げていただいて今があります。きょうは、家族の大切さをあらためて感じました。きょうが新たな出発と思いました」と、家族を大切にする決意をしています。

 

どんな状況でも救われる! みんなでその喜びを

この会で味わった感動を胸に、一人一人が「きょうからまた」という思いで前進していく力を得ました。日々の現実を一つ一つ受け止め、乗り越える力を得られるのが、この環境です。救われた姿から、大切な心の在り方、力強い生き方が広く世の中へと伝わっていくに違いありません。