係就任式を挙行 人の仕合せを願う心を深めて

10月13日、神総本部で、新たな係の誕生を祝う係就任式が執り行われました。甚大な台風の影響による出席者の安全を考慮し、中止も検討された今回の式典。「宿泊しても出席したい」という参加者の熱い思いを受けて、挙行の運びとなりました。

 

乗り越えた経験が育んだ愛の心

緊張感が漂いながらも、温かい雰囲気の中でスタートした式典。職員からの祝辞に続いて、新任係の代表二人が挨拶の言葉を述べました。「係である両親の生き方から、神に守られ、救われるありがたさや、誠実に生きる大切さを教えてもらいました」「自分がつらい思いをした分、悩んでいる人がいたら力になりたい!」感謝と報恩の思いがあふれる発表に、出席した誰もが力強くうなずいていました。

 

地域窓口の代表も、人の仕合せを願う仲間の誕生を祝福。神奉仕供丸清先生からも、お言葉を賜りました。「最上級の奉仕は、周りの人の仕合せを願い、その輪を広げていくこと。その徳は、必ず自分に返ってきます」との力のこもった呼び掛けに、各自が係として歩む誓いを深めました。最後に、一人一人の真心を神魂へと届ける気持ちで「希望の光」を斉唱しました。

 

自分の存在を人のために生かす決意を
出席者からは、感動の声が寄せられています。「家族への感謝の気持ちから、係を目指そうと思いました。信者さんに『ありがとう』と言ってもらえる係になりたいです」「ものすごく感動して、いろんな思いが込み上げました。20年前に亡くなった母は、最期まで係の任を全うしていました。最後に歌った『希望の光』は、いつも母が口ずさんでいた曲。こうして係になり、母も喜んでいると思います」

 

同席した先輩係も、「信者さんとの縁をもっと大切にしようと、決意を新たにしました」「私が係となったのがちょうど一年前。ことしは何と、息子も係になったんです。自分の存在を進んで生かしていけるよう、息子と頑張ります」と、目を輝かせていました。

 

同じ目標に向かって、離れていても心は一つ
中継した各地の偉光会館でも、その場に供丸清先生がいらっしゃるような一体感がありました。長崎偉光会館では、式が終わった後、神総本部で出席するはずだった新任係がみんなの前で挨拶。「この感動と感激は生涯忘れません。人の仕合せを願う気持ちを持ち続け、係として頑張ります」との言葉に、会場はあらためて熱い思いに包まれました。

 

各地で式典に臨んだ一人一人、誰にとっても心に残る係就任式となりました。